ホームページは自分で所有・管理しよう|制作会社が突然廃業しても困らない備え

ホームページは、自分で所有して、自分で管理できるようにしておこう。

……と、いきなり立派なことを書いてみたが、今日は「そう言ってるお前のところは大丈夫なんかい」という話であるw

私はお客さんごとにXserverのサーバーを用意している。ちゃんと分けてある。だから、いつか私が仕事をやめるときも、それぞれのお客さんに渡せばいい。そう考えていた。

ところが、いざ契約の引継ぎを考えてみると、サーバーは別でも、契約を管理するアカウントが一緒だった。これが思っていたようには分けられない。

あれ? 渡す気は満々なのに、渡し方をちゃんと分かってなかったぞw

そこから、契約と支払いをどうするか、AIに更新を手伝わせられないか、PCごと渡せないか、ついでにホームページの作り方も教えたらいいんじゃないか、と話が広がった。今回はその話。完成したすごい仕組みの発表ではなく、私がつまずきながら考えている途中の記録です。

ホームページ制作会社が突然いなくなったら、誰が面倒を見る?

ホームページを作ってもらった。毎月お金も払っている。普通に表示されている。よし、問題なし。

普段はそれで困らないかもしれない。でも、その制作会社が突然廃業したり、担当者と連絡がつかなくなったりしたら、どうするのか。これはうちだって考えておかなければならない。私も永久には働けんのでw

会社がなくなった瞬間に、ホームページまでパッと消えるとは限らない。ただ、画面に表示されていることと、自分たちで続けられることは別の話だ。次のサーバー代は誰が払う? 電話番号を直したいときは誰に頼む? メールが使えなくなったら、どこに聞く?

そこで「全部あの人が知ってます」となると、そのあの人がいないので困ってしまう。

私が言う「自分で所有・管理する」は、契約先が分かり、自分で必要なデータを取り出せて、頼む相手を選び直せる状態のこと。写真や有料テーマなどは、それぞれの利用条件も確認しておく。

社長が夜中にサーバーとにらめっこする必要はない。難しいことは人に頼んでいい。私も分からんことは調べるし、人にもAIにも聞く。ただ、自分の会社のホームページなのに、契約先も分からないというのは、ちょっと心もとない。

「任せているけど、自分のところでも分かる」。このくらいにはしておきたいのだ。

顧客別にサーバーを分けてたのに。Xserverで「あれ?」となった話

私の場合、お客さんごとにサーバーを分けていたので、引継ぎも考えているつもりだった。

「はい、こちらがお客さんのサーバーです。あとはよろしく!」

そんな感じで渡せると思っていたのだが、サーバーを分けることと、契約アカウントを分けることは同じではなかった。お客さんごとの部屋はあるのに、契約は私のところでまとめて持っている。そこを見落としていた。

ここは思い込みで書くとまたやらかすので、Xserverの公式情報で確認した。2026年10月31日時点の公式FAQでは、サーバーアカウントを別のXServerアカウントへ譲渡することはできないと案内されている。

XServerアカウント内の全契約をまとめて譲渡する手続きはある。ただし、公式の利用権限譲渡マニュアルにも、サーバーアカウント単位では譲渡できないと書かれている。

それだと、お客さん一社に渡したいのに、ほかのお客さんの分まで一緒になってしまう。それは違う。それぞれのお客さんに、それぞれの分を渡したいんだよw

なお、ドメインは別のXServerアカウントへ譲渡する手続きがある。ただし、それでサイトやメールの運用先まで引っ越すわけではない。サーバーはそのままで、DNS設定も引き継がれる。運用先を変えるなら別の作業が必要になる。詳しくは公式のドメイン譲渡マニュアルをどうぞ。

つまり、何もかも譲渡できないという話ではない。サーバーの契約、アカウント全体、ドメインで扱いが違う。

「お客さん別にサーバーを用意してあるから大丈夫」と、途中で安心していた私の確認不足だった。部屋を分けたところで仕事が終わった気になっていた。まだ契約書が残っとったw

契約も支払いも、お客さんのところへ戻せるようにしたい

目指したいのは、お客さん自身が契約を持ち、自分で料金を払える形だ。私は必要な作業を手伝う。別の人に頼みたくなったら、その人に頼める。

私が間にいないとサーバー代も払えません、というのでは、お互い困る。ホームページを続けるために、私の生存確認まで必要になっては申し訳ないw

既存のサーバー契約をそのまま一社ずつ移せないなら、お客さん側で新しく契約し、サイトやメールを移す方法を考えることになる。ただし、これも「支払いのカードを替えて終了!」とはいかない。

まず、何をどこで契約しているか、いつ更新するか、通知は誰に届くかを整理する。それから、お客さん側で契約と支払いを管理する人を決める。担当者が替わっても、会社の中で分かるようにしておきたい。

移すときは、ホームページが表示されれば全部OK、でもない。メールは送れるか、受け取れるか。問い合わせフォームはちゃんと届くか。DNSやSSLの設定はどうするか。地味だけど、ここを忘れるとあとで「あれ? 問い合わせ来てないぞ」となる。

バックアップを取って、移転先で確認して、問題が出たら戻せるようにする。新しい契約の支払いと更新通知も確認する。旧契約をどうするかは、そのあとだ。

書いてみると、やっぱり地味な仕事が多い。でも、こういうことを普通に連絡が取れる今のうちにやっておきたい。

ちなみに、これはこれから整えていく話。全部のお客さんの切替が完了しました、という報告ではありません。一社ずつ利用状況を確認しながら、無理のない形を考えているところです。

更新はAIに手伝ってもらおう。WordPressはそのままで

契約がお客さんのものになっても、「じゃあ明日から自分で更新してね」では、なかなか大変だと思う。管理画面を久しぶりに開くたびに、どこを押すんだったっけ、となる。私だってなるw

そこで考えているのが、共有フォルダに写真とメモを入れたら、AIが記事の下書きにしてくれる仕組みだ。サイトは今のWordPressを維持する。

例えば、「この設備を入れました」「この写真を載せて」「来月はこの日が休みです」と、写真と一緒にメモを置く。AIが文章を整え、WordPressに下書きを作る。最後は人が確認して公開する。

写真・メモを置く → AIが下書き → 人が確認 → 公開。

お客さんが伝えたいことを出して、面倒な文章の体裁や投稿作業をAIに手伝ってもらう。これなら更新のハードルを下げられそうだ。私も楽になりたいし。そこは正直に言っておくw

ただ、会社の共有フォルダを丸ごと読ませて、何でも掲載していいわけではない。公開してよい材料だけを置く場所は分ける。価格や日付、名前、写真の写り込みは人が確認する。AIが触れる範囲も、そのお客さんの作業に必要なところまでにしたい。

WordPressを残すのは、AI側が止まっても、普通の管理画面から更新できる道を残しておきたいからだ。「AIの仕組みを作った本人にしか直せません」では、私がいなくなったら困る問題がもう一周してしまう。

WordPress本体やテーマ、プラグインの保守も必要になる。バックアップはファイルだけでなくデータベースも。ここはWordPress公式の案内にもある基本だ。

この更新の仕組みは、まだ構想・検証の段階。「置くだけで完璧に更新、あとは一生放置!」という夢の機械ができたわけではない。そこまでできたら、この記事ももう少し自慢げに書いていると思うw

お客さん専用PCとREADME.md。渡すなら説明書もセットで

更新の仕組みを考えているうちに、お客さんごとに作業用PCも分けたらどうだろう、という話になった。そのお客さんの素材、作業環境、手順をまとめて、将来は環境ごと渡せるようにしたい。

ただ、PCを一台渡して「全部ここに入ってます!」と言われても、受け取った人は困るだろう。

「で、どれを押すの?」

そりゃそうだ。私の頭の中まで一緒にコピーされるわけではない。PCだけ渡して、説明は全部私の頭に残っていたら、引継ぎになっていない。

そこで用意したいのがREADME.mdだ。名前はちょっと技術者っぽいが、要するに「まずこれ読んでね」という説明書。

  • 何のためのサイトで、誰が公開内容を確認するのか。
  • 写真や原稿はどこにあるか。公開していい材料はどれか。
  • いつもの更新手順。AIが使えないときの更新手順。
  • 契約や料金はどこで確認するか。バックアップはどこか。
  • 前回何をして、何がまだ終わっていないか。

こんなことを、人が読んでも、次の担当者がAIに読ませても分かるように書いておきたい。特に「何がまだ終わっていないか」は大事だ。完成品の顔をして置いてある、作りかけのものが一番ややこしいw

ただし、パスワードまでREADME.mdにずらっと書くのはやめておく。認証情報は別に管理し、説明書には、権限のある人が誰からどう受け取ればよいかを書いておく。

それと、PCを分けても、契約やクラウドのアカウントが共通なら、また今回と同じことになる。PCだけ何台も並べて「分離しました!」と喜んでいる場合ではない。契約、支払い、アクセス権も一緒に整理する。

そのPCが壊れたら全部おしまい、というのも困るので、資料やバックアップは別の場所にも残しておきたい。別のPCで再開できるかも確認する。

顧客別PCとREADME.mdの案も、これから詰めるところがある。試すなら、事情を知らない人に説明書を渡して、下書きを一つ作ってもらうのがよさそうだ。「ここ、何ですか?」と聞かれたら、そこが説明不足。

自分で書いて、自分で読んで、「よし、分かる」は当たり前だからねw

ホームページ教室? サイトとYouTubeで、暇なときにぼちぼち

ここまで話が広がったついでに、ホームページの作り方も無料で紹介していったらいいんじゃないか、と思っている。

特に、これから独立して商売を始めたい人。自分のホームページを持って、自分の仕事を説明できて、必要なときに自分で直せる。そういう人が増えたらいいなと思う。

「ホームページ教室」と言うと、立派な教室で先生が前に立って、毎週何曜日に開講、みたいに聞こえるかもしれない。私が考えているのは、もっと気楽なものだ。

暇なときに、このサイトへ記事を載せたり、YouTubeに動画を出したりして、ぼちぼちやる。「今日はドメインを取ってみようか」「今回は写真を入れてみるか」くらいの感じで、見たい人が好きなときに見られるものにしたい。

毎週きっちり授業の予定を組んだら、教える私が締切に追われることになりそうなのでw 更新のペースはのんびり。今のところ、そんなつもりです。

内容は、見た目のきれいなページを作るところだけでなく、自分で契約する、何にいくら払っているか知る、文章や写真を載せる、直す、困ったら相談する、というところまで扱いたい。

独立したばかりなら、最初から立派なサイトでなくてもいいと思う。何の仕事をしていて、何ができて、どこへ連絡すればいいのか。それが分かるページから始めて、仕事が変わったら説明も変えていく。

AIも使えるところは使う。文章を整えるのを手伝ってもらっても、自分の商売について何を伝えるかは自分で決める。そこは本人が一番よく知っているはずだ。

記事や動画は無料で見られる形を考えている。ただし、サーバー代やドメイン代など、実際に自分のサイトを運営する費用は別にかかる。そのあたりも「よく分からんけど払ってる」で終わらないように紹介したい。

以前書いた「会社のホームページのつくり方」や、YouTubeチャンネルものぞいてみてください。これから暇を見つけて、少しずつ増やしていければと思っています。

先生も試行錯誤しているホームページ教室。まあ、失敗したところまで見える方が、同じところでつまずく人には役に立つかもしれないw

とりあえず、自分のホームページの「鍵」がどこにあるか見てみよう

いきなり全部を作り直す必要はない。まずは、次のことが分かるか確認してみてほしい。

  • 誰の契約? ドメインとサーバーは、誰の名前で、どこの会社と契約しているか。
  • 誰が払ってる? 次の更新はいつで、お知らせは誰に届くか。
  • 自分たちで入れる? 必要な管理権限があり、担当者が替わってもログインや復旧の方法が分かるか。
  • データは取り出せる? サイトのファイル、データベース、必要なメールや素材を確保し、戻す方法が分かるか。
  • 別の人に頼める? 使っているものや利用条件、更新手順、やり残しが分かる資料はあるか。

答えが分からないところがあれば、今の担当者に聞いてみる。責めるためではなく、お互いに困らないようにしておくためだ。私みたいに、渡すつもりはあるのに準備が足りない場合もあるのでw

すでに制作会社と連絡が取れない場合は、請求書、契約書、更新通知、手元のバックアップなどから、契約先と契約者を確認するところから。焦って旧環境を消したり解約したりせず、まず提供元の案内に沿って相談してほしい。

私がいなくても困らないように。できれば元気なうちにw

今回、サーバーを顧客別に分けていたことで、ちょっと安心していた。でも、契約の引継ぎまで考えると、まだやることがあった。実際に渡そうとしてみないと気づかないことがある。

だから、契約と支払いはお客さんの手元に。更新はWordPressとAIでやりやすく。作業環境と説明書も、その先の人へ渡せるように。そういう形を、少しずつ整えていきたい。

SENTSUKOに頼んでいる間も、自分でやろうと思えばできる。別の人に頼みたくなったら頼める。私が仕事を続けられなくなっても、ホームページは続けられる。そこを目指したい。

自分の商売のホームページなんだから、最後は自分でどうするか決められる方がいい。

そのために何を残して、どこまで準備しておけばいいのか。まずは、立派なことを言い出した私が、自分のところを片付けるところからですw

契約整理から、AI、PC、説明書、ホームページ教室まで。ずいぶん話が広がったけど、こういうことを考えていると、またやりたいことが増えてしまう。楽になるために考えていたはずなんだがw

Xserverの仕様は2026年10月31日に公式FAQ・マニュアルで確認しました。手続き前にはリンク先の最新情報をご確認ください。AI更新や顧客別PCの仕組みは構想・検証中です。

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